この夏、成績向上を目指し、弱点補強にいそしんでいると思います。
国語なら、まず漢字。
習得するのに時間がかかる分野であり、どの学校にも出題される入試の基礎点となる部分です。
以前、5年生のうちに6年生までの配当漢字を一通りすべきと書きました。6年生になると漢字に割く時間があまりなく、できることは前倒しすべきです。
ですから、5年生以下の生徒は、漢字をこの夏ひたすら覚えていくべきです。
今回は、私がよくする漢字ドリルの勉強方法を書いておきます。参考にしてください。
教材は何でもいいです。それこそ本屋に売っている漢字ドリルでかまいません。
大事なのは、ドリルの名にあやかって、『くり返し』することです。
ただ、何度も同じものをくり返しするのでは、時間の浪費です。
具体的に言いますと・・・
まずドリルを一通りします。そして、答え合わせをして、間違えた問題に○などの印をつける。
そして、2回目は間違えて印をつけた問題だけをします。
その間違えた問題だけをして、すべてできればそれで終了です。ですが、そういう人は皆無かと。
次に、2回目間違えた問題に印をつけます。
3回目は、二つの印がある問題だけをします。この時には、当然するべき問題数はかなり少ないので、短時間でできるでしょう。
それを、すべてできるまでします。できなければ、4回目・5回目と同じことをします。回数を重ねれば重ねるほど、問題数は減少していきます。
最後には、間違えた問題がゼロという輝かしい成果が待っています。
そして、ここからが大事。すべてできるようになってから、2週間後ぐらいに1回目間違えた問題(一つ以上の○印がある問題)をもう一度確認します。
これで、すべて正解なら大丈夫です。忘れていて間違えた問題があるなら、前回つけていた印とは違う色のペンで印をつけなおします。
そして、前回と同様できるまで印をつけながら、『まわし』ていきます。
これを、2~3年生の配当漢字からスタートし、6年生の配当漢字までします。
まあ、容易に想像出来ると思いますが、これをすべてしようと思うと膨大な時間がかかります。だから、この夏が最適かと。もちろん、これを9月以降毎朝登校前にしてもらうのが理想です。
まず、目標は自分の学年の配当漢字まで終了することです。無理な計画は立てず、やり切ることが本人の自信にもつながります。
夏休みはそろそろ折り返し地点です。
充実した夏休みを!