9月に入り、ようやく私も普段の生活に戻りつつあります。

 中学受験生にとっては、小学校がはじまり、夏期期間中自由に使えていた午前中のありがたさを実感する頃でしょう・・・日曜志望校別特訓の宿題はできていますか?

 小学校によりますが、9月以降運動会や修学旅行などの学校行事があり、時間がたつのが今まで以上に早く感じるかと思います。(教室生が通う小学校の中には、11月に運動会があるところがあります。受験生には酷な日程です・・・怪我だけはしないでほしいです。)

 そして 9月以降は、中学校主催、塾主催の説明会等が目白押しです。 おそらく、保護者のみなさんは情報を集め入試までの予定を固めつつあるといったところでしょう。プレテスト・模試などを含めると、年末まで毎週のように何かがあるという忙しさです。

 年末には、前受け受験がはじまり、あっという間に受験シーズン到来です。

 当たり前ですが、時間は貴重です。

 そんな時間のない中、入試過去問を全教科で解き始めるのも9月です。特訓授業内で過去問を扱う塾での冠特訓受講生には必要ないですが、多くは志望校に合わせて自分たちで管理して入試過去問を解かないといけません。

 ぼうっとしていると、気づけばほとんど手つかずで年越しとなってしまいます。

 1月には小学校を休んで、入試本番と同じ午前中の時間帯で前年度の全教科過去問を実施するなんて家庭があるかもしれません。

 親切な塾では、いつの授業で何年度の〇〇中学の入試問題をしますと9月以降の保護者会で教えてくれるようです。それ以外を計画立てて自分たちで進めていけばいいです。なかなか合理的です。

 過去問の扱いについて、少し掘り下げると、過去問を解いて答え合わせをしたら、絶対そのままにしないことです。ここで言えることは、点数だけ出して満足しないこと。その後にやることは色々とあります。

 国語は特に記述問題の採点で悩みます。そういった時には、そのままにせず頼りになる担当の先生に質問すべきです。入試直前期になればなるほど、皆さん忙しいですが、担当する生徒のためです。ない時間をやりくりして、きっと喜んで質問に答えてくれるはずです。家庭教師などの個別指導を受けている方はその方を頼ればいいかと。

 9月は夏休みの反省もそこそこに、次への前進あるのみです。