続いて、2026年大阪星光学院中学 国語 入試問題 大問一、二について書いていきます。

   

 今年度の素材文は、

   

 大問一 物語文 「ぼくたちの卒業写真」 天川栄人

    

 大問二 論説文 「住まいの基本を考える」 堀部安嗣

     

となっています。

     

 大問一 物語文 2025年6月30日刊行「ぼくたちの卒業写真」は、人付き合いが苦手な主人公の藏木幸也が、卒業アルバムの写真撮影を通して、同級生たちと協力や衝突を重ねながら成長していく物語です。

       

 昨年このブログでお薦め読書として紹介した本ですが、今年度の甲陽学院中学入試 第一日 大問二 でも出題されています。

       

 

素材文として採用された具体的なページを記しておくと、

  

大阪星光  P189~196 (中略) p199~204

  

甲陽学院  p201~205 (中略) p206~208

  

 [ 甲陽の(中略)は、たった4行です。ただ、その4行の中に「ピューリッツァー賞」や「チャボ事件」といった面倒な注釈が必要な単語があったため、省略としたようです。 ]

   

 となっており、主人公の藏木幸也が星野誠二の家を訪問し、その母親と話す場面(p201~204)が共通して採用されています。

     

 たまたま素材文が重なっただけですが、入試として問われるところが同じだったことは興味深いです。

 

具体的には、

p203 7行目 「見えていないのは、僕の方じゃないか・・・。」に傍線部が引かれ、

     

甲陽だと、

【問四 ――②とありますが、「僕」のどのような気持ちが表れていますか。説明しなさい。】

      

星光だと、

【問6 ――線部④とありますが、この時の「僕」の気持ちを九十字以内で説明しなさい。】

   

 と「僕」の心情を問う問題として、全く同じです。違いがあるとしたら、制限字数があるかないかだけでしょうか。

   

 個人的な興味としては、それぞれの中学が発表する学校解答の違いを見比べてみたいです。同じ傍線箇所での主人公の心情です。両校でその解釈が大きく変わらないと思いますが、学校ごとの入試問題作成姿勢から多少の違いが出てくるのかが気になります。

 

 素材文について長くなったので、大問一、二の設問等は次回に。