最後に、2026年大阪星光学院中学 国語入試問題において、合格者平均点をとるために、どの問題を得点しておいた方がいいのかを独自の予想配点、難易度をもとに述べておきます。

     

 実際の受験生の得点パターンにばらつきがあることは承知していますが、あくまで合格者平均点をとるためのモデルケースです。受験生が2026年度過去問実施時の一つの参考になれば幸いです。

 

 まずは、120点満点での予想配点から

 

 大問一 

問1 漢字 2点×5  

問2 語句の意味 記号選択問題 3点×2 

問3 内容理解 記述問題 10点

問4 理由説明 記号選択問題 6点

問5 内容理解 記号選択問題 6点

問6 心情説明 記述問題 16点

       

 大問二

問1 漢字 2点×5  

問2 空欄補充 記号選択問題 4点×2 

問3 内容理解 記述問題 10点

問4 内容理解 記号選択問題 6点

問5 理由説明 記述問題 16点

問6 内容理解 記号選択問題 6点

    

 大問三

漢数字を含むことわざ・慣用句に関する空欄補充問題 完答2点×5

 

 

ここから、120点満点で合格者平均点75点をとるための得点分布を推測してみると、

 

 大問一   35点/54点

 昨年度と比べて、素材文のページ数が1ページ増えています。その分、本文を読むのに昨年度より時間がかかっているかと思います。

   

問1 漢字は「画角」以外は正解として、2点×4=8点/10点  

   

問2 語句の意味を問う記号選択問題は、満点として 3点×2=6点/6点 

   

問3 「僕」が思い知った内容を問う記述問題 部分点で6点/10点

   

 ここは、5行目「無神経」というキーワードに気付けるかですが、抜けている受験生が多そう。傍線部の後ろ「高いところにふんぞり返ってって」、「僕の言葉は~空虚だった」、「うわべだけの『配慮』」のあたりをうまくまとめて、得点できているのではないかと予想します。

    

問4 理由説明を問う記号選択問題は正解してほしい 6点/6点

   

問5 星野君に関する内容理解を問う記号選択問題 0点/6点

  

 各選択肢の文字数が問4(約70字)に比べて倍以上(約150字)となり、正答率を低くしようとする問題作成者の意図が見えます。ここは正答率が下がると考えて、不正解として数えます。

   

問6 心情説明 記述問題 9点/16点

  

 ここが、今年度の最も差がつく問題。配点も高く、90字という文字数から解答すべき要素も多いので、受験生によって得点が一番ばらつくと予想します。あくまで心情を問う問題なので、「情けない」などの心情語を中心に書いたうえで、その原因をどこまで書けるかが重要かと。

   

 大問三のあと、物語文から解きはじめる多くの受験生は、この記述問題については文字数の多さの割に解答をきちんと書ききっていると思います。そこで、どこまで解答要素が書けているかで、点数に差がでているはずです。目標として、配点の半分以上の部分点をとってほしいです。

    

 前に触れましたが、この記述題は甲陽学院中学との比較ができる面白い問題でもあります。個人的に、それぞれの学校解答発表が待ち遠しいです。

     

 大問二    32点/56点

    

問1 漢字は満点として 2点×5=10点/10点  

    

問2 空欄補充を問う記号選択問題は、片方が正解で4点/8点 

 空欄Yの1行前にある「風邪」や「体力」から、「肉体的」は選んでほしいです。

 一方、空欄Xは正答率が低そうです。

     

問3 指示語の記述問題 8点/10点

 「こんな」が指し示す、傍線部①の直前である4段落の内容をまとめて書く記述問題。高得点の部分点答案が多く、正答率が高そうという予想。記述問題の割に受験者間でそれほど大きな差がつかないと考えます。

     

問4 内容理解による記号選択問題は正解して、6点/6点

 「教え」か「事実」かを選択肢同士を比べながら「基礎に立ち戻る」に着目し、後半が10段落の「設計がいきづまった時」につながることを読み取れば、「ウ」が選べるかと。

     

問5 理由説明の記述問題 4点/16点

 ここは、傍線部②より前を中心にまとめていく解答となりますが、国語が苦手な受験生の中で最後まで解答を書けなかった生徒が一定数いるかなと予想します。大問一で時間をかけた分、残り時間が少なくなったことも大きな原因かと。

   

 配点は大きいですが、おそらく全体的に得点率が低く、受験生間では大問一の問6ほどの差は広がらないと考えます。

     

問6 内容理解 記号選択問題 0点/6点

 問5と同様、時間不足でかつ選択肢の文字数が短いわりに受験生にとって解答がしぼりにくいため、「オ」と解答する受験生は少ないと予想します。

 

 私は、これら問5,6が今年度平均点が9点下がった要因だと考えます。

      

 大問三   8点/10点

     

漢数字を含むことわざ・慣用句に関する空欄補充問題 完答2点×4=8点

 前にも触れましたが、「十指に余る」以外は正解してほしいです。

 以上、合格者平均点をとるための、モデルケースをあげてみました。

 

 星光学院中学の国語で合格者平均点をとるためには、漢字・語句を確実に満点近くとり、記号選択問題で半分ほど正解して、記述問題でできるだけ高得点の部分点をとっていくことかと思います。

  

 以上、独断と偏見による2026年度大阪星光学院中学の入試分析です。

 

 この後も、他の最難関中学も書いていく予定です。