春休みのお薦め読書です。お時間がありましたら、読んでみてください。

      

 前回までの早見和真・高田郁の著書と同様に昨年このブログでお薦めしましたが、今年度中学入試において複数の学校で出題された本です。

    

 「僕には鳥の言葉がわかる」 鈴木俊貴著

      

 2025年1月28日刊行

  

   

 

  

 『僕には鳥の言葉がわかる』は、人間だけのものとされてきた「言語」についての固定観念を覆す科学エッセイです。

  

 著者は東京大学准教授で、「動物言語学」という新しい学問分野を創設した動物言語学者。長年、身近な野鳥 シジュウカラ の観察と実験を積み重ね、鳥が単なる鳴き声ではなく意味ある「言葉」を持ち、文を組み立てている可能性を世界で初めて示しました。本書はその研究成果と発見の過程を、軽妙な語りで綴っています。

    

 本書の中心となるのは、シジュウカラの鳴き声が意味を持つ単語として使われているという衝撃的な事実です。著者はフィールドワークの中で、鳥たちが環境や状況に応じて鳴き声を使い分けていることに気づきました。

  

 本書は研究の過程や苦労、日々の観察エピソードも豊富に描かれており、専門的な内容も分かりやすい科学エッセイとしてまとめられています。鳥の鳴き声に対する著者の深い愛情や森のフィールドでの驚きの体験が、ユーモラスなイラストとともに綴られ、小学生にも読みやすい構成です。

  

 この本は令和8年度入試の素材文として、

 

 鎌倉女学院、巣鴨、東洋英和、甲南女子、須磨学園夙川、関西大倉など多くの中学校で採用されました。

  

 

 この春休みに何を読むか悩んでいるようなら、ぜひ読んでおいてほしい本です。