「耳」と「聞」
「耳」は、一年生の配当漢字で、「聞」は二年生の配当漢字です。
小学生6年生の中ですら、間違える生徒がけっこういます。
何を間違えるかというと、「耳」の右下の横棒を出さないのです。つまり、「聞」の「門」をとったものと同じものを書いてしまいます。
「耳」を使った慣用句「耳がいたい」などを答えるとき、右下の横棒を出すのか出さないのか、どちらが正しいか混乱するようです。
もちろん厳しく見ると、漢字としては×になりますね。
「わかる」とは、区別ができるという「分かる」ことです。きちんと区別して、漢字をおぼえるようにすることが大事です。
ささいな漢字のちょっとした書き間違い。生徒はどこを間違えるのが多いか、先生として経験を積むと自然と身についてきます。