3年前、2016年のアメブロに掲載していた、私が書いた過去問についての文章です。基本的に考え方は変わっていないので、少し訂正を加えて3回にわたって掲載していきます。

 

 9月に入り日々宿題に追われ、時間の貴重さを身に染みているうちに、中学受験生は入試直前期へと刻々と近づいていきます。

 この時期、何よりもすべきことは過去問です。

 過去問は、塾によって扱いが異なります。

 各塾で実施されている志望校別の特訓授業内において、過去問を扱うならば、その塾の特訓担当者の言葉を信じ、各自ではせず、塾のカリキュラムにそって過去問を解いていけばいいです。これが、一番わかりやすいかと。

 ただ、科目によって扱いが分かれますし、それぞれ過去何年分をしてくれるのかも確認しておいたほうがいいでしょう。おそらく、各塾の特訓授業担当者が主催する、保護者用の説明会があるはずなので、それに参加して確認すればいいですし、説明不足なら教育相談や電話などで確認すればいいかと思います。

 いつの授業で平成○○年をするかは聞けませんが、何年分するかはきっと答えてくれます。きちんと答えられない講師ならあきらめて、しっかりと全体を把握しているコース統括などに聞けばわかるはずです。

 ただ、この場合、例えば灘特訓なら、灘中のみなのか、併願校となる東大寺中、洛南中、西大和中などの扱いをどうするかも確認するべきです。やはり特訓授業内では、冠特訓の名称の学校のみというのが多いのではないでしょうか。

 何度も言いますが、9月からは今まで以上に時間がありません。過去問を9月から計画立ててしないと、直前期をうまくまわせません。

 担当者に確認して、特訓授業内で併願校を一切してくれない、しても1年分だけなどであれば、本人の能力に合わせて自分で補ってしなければなりません。

 もちろん、特訓授業内ではあまり過去問を扱わず、独自の教材をする塾もあります。その場合、特訓授業とは異なる時間帯にて、過去問講座などを実施しています。その講座をとるのでもいいですし、先ほどと同様、本人の能力に合わせて自分で日時を決めてしていくしかありません。

 続きは次回に。