2026年度四天王寺中学の入試分析を、独断と偏見で書いていきます。

   

 前回、四天王寺中学を第一志望と考える英数専願の場合、まずは受験者平均点(236点)を目指すべきと書きました。 

   

 それでは、各科目でどれだけ得点すればいいのでしょうか。

   

 まずは、直近3年分の各科目の受験者平均点・合格者平均点・最高点を表にしてみます。

   

  

2024年度2025年度2026年度
国語 120点受験者 平均点816774
合格者 平均点867281
最高点107101108
算数 120点受験者 平均点807054
合格者 平均点918060
最高点12012096
理科 80点受験者 平均点444441
合格者 平均点494844
最高点807677
社会 80点受験者 平均点565965
合格者 平均点596268
最高点777879

      

 前回書いたように、それぞれの科目で受験者平均点をとれば、英数コース専願に合格できます。

  

 ここ10年でみると、四天王寺中学では理科より社会の平均点が高いことから、4科受験生が有利なようです。今年度は特に、その2教科間の平均点の差が開いています。

    

  

 わかりやすくするため、各科目で色分けして受験者平均点の推移をグラフにしてみました。

      

   

  

 これで、一目瞭然だと思います。今年度は、国語・社会の平均点が上がり、算数・理科の平均点が下がっています。特に、算数の平均点が16点下がっていて、2年連続の難化となっています。

  

 過去に平成31年度四天王寺中学入試の算数受験者平均点が、前年度から30点下がって、55点となったことがありました。その時に比べれば下がり具合は少ないと言えますが、科目間で考えるとなかなかの難化です。

 

 点差に着目すると、同じ120点満点の国語と算数で、受験者平均点が20点の差があります。

 

 そして、同じ80点満点の理科と社会で、受験者平均点が24点の差があります。

 

 今年度の入試は、国語と算数、社会と理科の平均点の差がかなり開いてしまったようです。

  

 

  

 ここで、前回の話にふれますが、

 

 英数と英数Sコースは、4科受験の際、国算社×1.25でも合格判定してもらえ、4科受験が有利です。

 

 そこで、今回受験者平均点が上昇した国語・社会で、「受験者平均点」がとれたと仮定した場合、算数をどれだけとれば合格最低点に達するかを考えてみます。

      

   (国語+算数+社会)×1.25 = 英数専願の合格最低点

          

 受験者平均点が、国語が74点、社会が65点で、英数専願の合格最低点が223点です。

   

 計算してみると、算数は40点となります。

  

   

 数字遊びのような計算ですが、英数専願の受験生が国語・社会を受験者平均点をとれば、算数が120点満点の3分の1である40点で合格できます。

  

 おそらく来年度は算数の平均点が上がり、今年度だけの話かもしれません。ただ、この点数に近い合格者が実際にどれだけいたのか気になるところです。

      

 

 それでは、国語についての入試分析を次回に書いていきたいと思います。