2026年度西大和中学の入試分析を、独断と偏見により書いていきます。

  

 前回の女子に続いて、男子についてです。

  

  

 表にある通り、女子と違って、男子は直近5年で毎年志願者数・受験者数が減っています。そこに、2026年度は昨年より合格者数が増えたので、実質倍率が下がり、ついに2倍をきりました。

  

 ただ、実質倍率が2倍をきったからといって、難易度が下がったわけではないです。ここ10年を比較するかぎり、西大和中学男子はむしろ難化しています。

  

 前回、女子の話をしましたが、同じ入試問題での合格判定初年度である2016年の合格最低点を比較してみます。

 女子の合格最低点は355点であるのに対し、男子は314点です。同じ入試問題でありながら、その差は41点もあります。女子の実質倍率が4.54の頃です。

   

 一方、2026年の合格最低点は、女子が332点であるのに対し、男子が323点です。その差は9点です。

   

 各塾のトップ層がしのぎを削る女子の合格最低点が上であることは変わりないですが、10年経って、ほとんど差がなくなってきました。女子の合格者数が増えたことを差し引いても、10年前より男子の難易度が上がっているのがわかります。

    

 受験者数が減少した原因を考えると、同一日程の午後入試が実施されている高槻B日程の存在が大きいかと。

    

 そこで、直近6年間の高槻中学B日程 男子の志望者数と受験者数の推移を表にしました。

   

      

 2021~2025年で比較してみると、2025年まで毎年志願者数・受験者数が増加しています。難易度が上がった西大和中学受験を回避して、通学もしやすい高槻中学受験を選択した層が一定数いることが想像できます。

 

 ただ、2026年で高槻中学B日程も、志願者数・受験者数を大きく減少させています。

  

 今年度は全体的な安全志向からか、多くの最難関中学が受験者数を減少させています。高槻中学の場合には、近年の人気上昇による受験回避層の増加に加えて、2026年度での募集定員変更も一つの要因となるのでしょうか。この点は、個人的には高槻中学校側の分析を確認したいところです。

 

 今年度だけの動きなのかどうかは、来年度の結果を見てからの判断になるかもしれません。

     

 次回は、国語の分析をします。