本日、西大和中学の2019年度入試の募集要項がHPにアップされています。

昨年度は、14:00~14:40で社会の入試が最初の科目でした。

(昨年は電車遅延のため、何人かが遅刻して別室での受験となったようです。私自身、14:00過ぎてから走って学校内に入っていく受験生を散見しています。)

 

今年度は、その社会の入試が最後にまわり、国語が15:00~16:00で最初の入試科目となっているようです。

これで、午前中の各中学での入試後、食事時間等も含め余裕をもって西大和中学での4科受験が可能となります。

昨年まで、清風南海中学を4科受験していた層が、移動時間の制約から西大和中学4科受験を回避していたと思います。それが、今年だと13:00に清風南海中で社会を受験した後、電車で移動して、15:00に西大和中学受験は十分間に合います。清風南海中を第一志望としていた4科受験の生徒が、西大和中学を併願先としてなるのではと考えられます。もっといえば、各塾担当者は昨年以上に一定の学力を有する受験生に対して西大和受験を勧めてくるかもしれません。そうなれば、思惑通りに受験者数も増えて、競争率が上がるかと。

こういった想像は、実際にふたをあけてみないとわかりませんが・・・

 

あとは、算数の入試時間が以前の60分に戻っています。この点は、事前に各塾担当者に伝わっていたようで、科目は違えど私も伝え聞いておりました。

 

要項を見て、気になったのは、あと2点。

シンガポールが会場となっています。さすが、西大和中学です。ワールドワイドな試験会場には驚かされました。転居等を考えての日程だと思いますが、11月4日入試で、7日に合格発表です。この国に滞在している邦人は教育熱心な層が多いと聞きます。個人的にこの会場での入試結果が気になります。

会場に関して最後に一つ。

兵庫県在住の受験生は王寺駅周辺、京都・滋賀県在住の受験生は奈良市内に別会場での受験ができるとのことが記載されています。各会場に定員があるようですが、おそらく駅から近い場所での受験となるので、受験生にとってはメリットになるかと。

本校は王寺駅からある程度距離があります。受験直前の時間帯だと臨時バスが出るとはいえ、バスに乗るため並ぶ必要もあり、時間のロスが考えられます。毎年見てますと歩いて中学までくる受験生が結構います。王寺駅からのこういった煩わしさから解放されるのは、大きいと思われます。

ただ、各塾担当者は当然、入試激励を分散して各会場に行くことになるでしょう。入試直前のミニ講義・激励をそれぞれの会場でするかどうかは、各塾で対応は分かれるかと・・・現実問題として、すべての会場で同じことをするのは難しいかもしれませんね。