ここ数日、日本で開催されているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンドが、話題沸騰です。大谷やダルビッシュ有など、大リーグで活躍する錚々たるメンバーに加え、日本を代表するプロ選手が国を代表して戦っています。

 

 侍ジャパンと呼ばれる日本代表がどこまで勝ち進んでいくのか私も楽しみにしています。

 

 今日、教室生のお母様と国語の勉強方法などのお話をさせてもらっていました。6年生になると、保護者からご相談を受け、中学入試全般や国語についてお話しする機会が増えてきます。その教室生にはお兄さんがいます。彼も数年前この教室に通ってくれていました。彼の名を仮にR君とします。

  

 もちろん、現在通ってくれている弟さんのお話がメインで、そのほとんどが国語を中心とした中学受験のお話でした。ただ、終盤でR君の近況についての話題となり、驚かされることもありましたが楽しくお話を伺うことができました。

  

 その中で、R君の部活のお話がありました。彼の部活は、野球部です。その野球部には、同じく私の教え子T君がいます。どうやらそのT君は反抗期にいたのか、当時その態度が部内であまりよく思われていなかったようです。

   

 そんな野球部が試合をしたときの一コマについて、お母様が教えてくれました。その試合でT君がエラーをしたようで、そのミスをR君が試合中にも関わらずかなり強い叱責をしたようです。普段の振る舞いもあっての注意だったようですが、見ていたお母様がかなり心配したほどでした。

  

 お母様がR君に大丈夫かと確認したところ、「おれはTのことは他の誰よりも知っている」と強い調子で返ってきたとのことでした。

 

 彼らは同じ小学校から進学した親友同士です。親友だからこその叱責であり、信頼し合う者同士にしかわからない距離感があります。他の生徒ならできないことだったと思います。次の日、二人の関係はいつも通りだったそうです。

  

 元体育会系の私には胸が熱くなるお話でした。二人とも数年教えた教え子です。彼らの性格をわかっているつもりです。誰が見ても、いいやつらです。

  

 お母様が「男の子ですよねえ~」と感心しきりだったのが面白かったです。