前回から間があいてしましたが、2026年度西大和中学の入試分析の続きです。

      

 設問を知識問題(漢字・語句)・記号選択問題・抜き出し問題・記述問題の5分野の形式へ分類してみます。そして、それぞれ直近5年分の問題数を表にまとめました。

 

 (2023年度の「他」は、空欄補充形式において自分で考えた言葉を答える問題です。

  段落整序問題は、記号選択問題を1問としています。)

 

2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
漢字5555
語句77573
記号選択2120171615
抜き出し13100
記述32 545
01000
合計3738333228

 

 直近5年で言えることとして、まず小問数が減少しています。5年前より、10近く減っています。

 内訳として、記号選択問題が年々減っています。さらに、直近2年は、抜き出し問題が出題されなくなっています。

 

 一方、2024年度から記述問題の問題数が増えています。それに合わせて、総文字数も増えています。

     

 そこで、総文字数を過去5年だけ、年度別の問いごとに比較してみます。

 

  

年度大問文章問い文字数問い文字数総文字数
2022大問一論説文問五40問八80―――
大問二物語文問七70――――――190
2023大問一論説文問八90―――――――――
大問二物語文問六90――――――180
2024大問一論説文問五40問六40―――
大問二物語文問四40問八90―――
大問三随筆文ⅱ問一40――――――250
2025大問一論説文問三80問六90―――
大問二物語文問四50問八90310
2026大問一論説文問七50問八50―――
大問二物語文問四40問六100―――
大問三論説文ⅰ問二45――――――285

  

 表にしてみると、直近3年において記述問題で問題数・総文字数の増加が、顕著に表れています。

 

 ちなみに、2017年は記述問題数が2問、総文字数が140字で、2018年は記述問題数が同じく2問,総文字数が130字でした。その頃より記述問題数・総文字数が、それぞれ倍以上に増えているのが分かります。

 

 以前、西大和中学は段落整序問題を筆頭に記号選択問題が多い入試問題でしたが、最近は記述問題の比重が増えてきています。記述問題数・総文字数が多い入試は、灘・東大寺・甲陽・星光といった男子最難関中学の特徴といえますが、西大和もそれに近づいてきたようです。

    

 統一入試日2日目16:00に国語入試が終わり、翌日3日目10:00に合格発表です。受験者数が減ったとはいえ、約1000人ほどの答案を採点する必要があります。なかなかタイトなスケジュールです。

    

 10年以上前では、先生方が徹夜して採点をしていた話を聞いたことがあります。採点負担が大きい記述問題を増やしても、今ではデジタル採点システム等で対応できるということでしょうか。

   

 なにはともあれ、西大和中学では配点が大きいと予想される記述問題をしっかりと得点できることが、以前より肝要になってきたといえそうです。