2026年度西大和中学入試の国語が易化した原因の一つは、大問3だとする話の続きです。

   

 大問3小問(ⅰ)の問題形式が2026年度から変わっています。令和2年度から続いていた、AさんとBさんとの会話形式での空欄補充問題を中心とした語句の記述問題がなくなりました。

 (2025年度は、大問3小問(ⅰ)で会話形式における空欄補充の記述問題が7問です。記述解答内訳は、二字熟語×4、三字、十字以内、慣用句でした。)

     

 2026年度大問3(ⅰ)問一は、川添愛さんの文章を素材文として、修飾語の解釈を問う記号選択問題3題となっています。この問題だけを比較するとかなり易化したと言えます。

     

 そして、2026年度は、小問(ⅰ)問二で四十五字以内の記述問題を出題しています。(2025年度は大問3での記述問題はなく、2024年度では小問(ⅱ)問一として四十字の記述問題が出題されています。)

    

 今年度西大和中学入試の国語で目を引く問題が、この小問(ⅰ)問二の記述問題かと思います。生成AI Geminiが作成した画像を説明する問題です。問いには、語群にある八つの言葉を使用するなど五つの条件があります。

    

 「木の下にあるベンチでねむっているねこを、となりに座っている少年が飼っている。」が一つの解答として考えられそうです。四十五字以内の一文なら、語群の言葉を2回以上使ったり、語群以外の言葉を足したりしてもいいという条件です。解答の幅は広そうな問題といえます。

 詳細な採点基準はわかりませんが、すべての条件に合わせた文を書けてさえいれば高得点が取れそうです。

    

 最近、中学入試の素材文でAIを話題とする文章が採用されることはありますが、AIが作成した画像を元に作文させる問題はなかったかなと思います。問題作成者が狙っていたかはわかりませんが、話題になりそうな問題でした。

 ただ残念ながら、今年は灘中学の戦争をテーマとした詩に話題が集中したようです。

 

 続きは次回に。