前回、西大和中学の入試全体にふれてみました。今回は、国語の入試問題の詳細を私なりの視点から掘り下げて書いていきます。

  

 国語の入試問題は、例年大問3題構成で60分です。

  

 そのうち大問🈪は、例年西大和中学の入試問題を特徴づけるものとなっています。

 

 段落整序問題が平成24年の午後入試になってからの定番です。それが平成27年の男子入試で段落整序問題が1問から2問に増えて出題されるようになり、翌年平成28年の男女共通入試になってからも引き続き2問出題され、平成30年度入試まで2問出題が続きます。

  

 そして、平成31年度(2019年度)になって、段落整序が1問となる代わりに語句関連問題が出題されるようになりました。

 

 そこから、段落整序問題は文字数が減るなどして、かなり易化しました。平成31年からの流れで、段落整序の配点が少なくなった分、このまま易しくなっていくのかなと思っていましたが、令和4年度の難度は平成30年度の水準に近いところにもどりました。

  

 ちなみに、学校発表の段落整序問題の正答率は、

  

 平成30年(2018年)  🈪 (ⅰ) 11、2%  (ⅱ) 39,9%

 平成31年(2019年)  🈪(ⅱ) 70%

 令和2年(2020年)   🈪(ⅲ) 65%

 令和3年(2021年)   🈪(ⅲ) 75%

 令和4年(2022年)   🈪(ⅱ) 30%

 

 となります。

   

 西大和中学を受験する生徒は、この段落整序問題の対策は欠かせません。過去問を中心に解き方を担当者から学んでおくべき問題です。

   

 一方、平成31年(2019年)に大問🈪で出題された慣用句の文構造を問う語句関連問題は、今年の入試問題に似て、その問題の本質をつかめない受験生にはかなり戸惑う問題となりました。

 

 「何を聞かれているのかわからない」

 

 過去問をすでに解いている受験生の中には、この問題についてこんな感想をもらした人はいないでしょうか。

 

 ここでは詳細な説明は省きますが、「慣用句」と問題には書かれていますが、結局は「主語・述語・修飾語」といった文構造を問うている問題です。よく塾での4,5年生の単元で扱う「単文・重文」といったものです。

  

 問題文中に「参考」として、受験生に対するヒントが書かれていますが、ここを読み飛ばしたり、理解しないまま解くと、さきほどの独り言がでてきます。

 

 学校発表の正答率をみると、35%~60%とこの年の入試問題の中で正答率の低い問題といえます。

   

 ここから、今年の入試問題の話に入ろうと思ったのですが、長くなったので、次につなげます。